RTPという言葉をご存じでしょうか?プレイヤーへの還元率を示す指標です。
例えばRTPが100%ならプレイヤー、カジノ運営側の利益はともにゼロです。
そして100%を下回るとカジノ運営側に利益が発生し、100%を超えるとプレイヤー側に利益が発生します。
もしパチスロをプレイしているなら、「機械割」と同じ解釈で大丈夫です。
このRTPはゲーム毎に設定されており、基本的に100%を超えることはありません。
何故なら、100%を超える機種を設置してしまうとカジノ側が赤字となり運営を続けられなくなってしまうからです。
しかし、限りなく100%に近いRTPを持つゲームもあります。
100%に満たない分は「入金ボーナス」などのキャンペーンや、各カジノサイトや電子ウォレットで付与されるポイント、そしてプレイヤー自身の運で埋めることになります。
RTPが低いからと言って必ずしも負ける訳ではありませんが、可能ならば高いRTPのゲームをプレイしたほうが良いでしょう。
今回は勝利のカギを握るRTPについて、解説します!
前述の通り、RTPとはプレイヤーへの還元率を指します。
高いRTPほど期待値がプラスになり、低ければマイナスとなります。
RTPは、各ゲームのヘルプなどに書いてあります。
RTPが高いのはテーブルゲーム
テーブルゲームは全体的にRTPが高い傾向にあります。例えば「ブラックジャック」。
適当にプレイしても97%程度のRTPとなりますが、「ベーシックストラテジー」と呼ばれる最適戦略を使用すると約99.54%程度にまで上昇します。
また1~36の数字+「0」が存在する「ヨーロピアンルーレット」もしくは「フレンチルーレット」はRTPが97.3%、「0」「00」が存在する代わり賭け金額を大きく張れる「アメリカンルーレット」は94.73%です。
「ビデオポーカー」として最も有名な「ジャックスオアベター」もベーシックストラテジーを使用すると約99.5%程度までRTPが上昇します。
これらのテーブルゲームはRTPが高い上に当選率も高いため、繰り返し勝負を前提とする攻略法にも利用されます。
反面、勝っても配当金額が低いため賭け金額が高額になりがちです。
RTPを重視するなら、テーブルゲーム一択でしょう。
オンラインカジノの中では非常に堅実なゲームのため、コツコツと勝負をしたい方にも向いています。
RTPが低いのはスクラッチカードやその他のゲーム
オンラインカジノの「スクラッチカード」とは、日本の宝くじ売り場で販売している「スピードくじ」とほぼ同じです。
まずはくじを購入し、銀の部分を硬貨でスクラッチして当たりを3つ揃えれば配当金が得られます。
因みに「スピードくじ」をRTPで表すと30~40%程度です。
その理由は宝くじ売り場の売り上げは人件費などのコストや、公共事業への税金に充てられているからです。
スクラッチカードの場合は、それらの諸経費が無いため50~80%程度のRTPとなっています。
しかしテーブルゲームに比べると大きく落ちるため、あまりプレイはおすすめしません。
ただし、賭け金額によっては宝くじ以上の賞金が得られる可能性もあります。
「その他のゲーム」には、「インスタントゲーム(アーケードゲーム)」などがあります。
インスタントゲームは、ちょっとしたミニゲームです。
じゃんけんで勝つ手を予想したり、めくったトランプのカードに対して「上か下か」を当てるギャンブルなどがあります。
一風変わったゲームで目を引くものが多いですが、こちらもRTPは低く80~90%程度です。
ゲームとしては面白いものも多いですが、勝率は低いです。
勝ちたいのなら、手を出さないほうが良いかもしれません。
スロット機種は当たり外れが大きい
オンラインスロットは、オンラインカジノの目玉と言えるコンテンツです。
オンラインカジノのゲームの9割がオンラインスロットです。
仮に4,000ゲーム置いているとしたら、3,600ゲームがスロット機種となります。
そのため、RTPの幅も大きいです。中央値としては95~96%程度でしょうか。
低ければ88%程度の機種も存在します。
またテーブルゲームと異なり「ボラティリティ」というステータスがあり、この値が高いと非常に荒れます。
もしスロット機種をプレイするなら、RTPとボラティリティの確認は必須と言えるでしょう。